預かり保育での出来事。
・
年長組のSくんとHくんが先週から
部屋の中で一緒に並んで
嬉しそうに
カプラ(木の薄い積み木)を積み上げていました。
・
・
「いまなぁ 大屋根リングつくってるねん」
「できたら 見に来てな!」
部屋をのぞくと
おおー!すごい!
・
何段も重ねていくカプラ。
部屋の真ん中に
なんとも大きな存在感。
・
・
そーっと そーっと
慎重に・・・
あ! ミャクミャクもいる!
・
・
そして、週をまたいだある日。
放課後に子ども達からの速報で
先生たちが招集されました
大屋根リングが完成した とのこと。
・
・
・
おおーーーーーー!!!
すごい!!
写真では伝わりきらないほど、
圧巻!!
・
・
すごいね!!
こんなにたくさん積み上げるの大変だったでしょ!?
頑張ったね!
・
先生たちからたくさん言葉をかけてもらったSくんは
恥ずかしそうに はにかみながら
嬉しそうに話してくれました。
・
・
「これは、HくんとN先生と一緒につくってん
すごいやろ?」
「ここが 25段あるねん!」
・
・
あぁ S君は
お家の人と行った万博がとても楽しかったんだなぁ。
・
「大屋根リング」が彼の目に
こんなに魅力的に映っていたんだなぁ。
・
友だちや先生と一緒に
ここまでやり遂げられたことが
とても嬉しかっただろうなぁ
・
このカプラを見て
何とも言えない
あたたかな気持ちが湧いてきました。
・
・
・
子ども達の「やってみたいな」を
じっくり時間をかけて
見守っていたことも
彼らのイメージを実現するために必要だった時間
・
そして 周りの子ども達も
建設途中のカプラを
友だちの「たいせつなもの」と思って
壊さず 見守ってくれたこと。
・
・
そのどちらも大切でした
・
・
・
・
万博で見た色々なもの・コト
そして この”やりとげた”経験が
彼らの
「こころの根っこ」に
なってくれることでしょう。