友達が持ってきた、クワガタムシ。
頭と胴体が離れて、悲しい姿になっているのを
手のひらに乗せて見せてくれました
「お墓を作ってあげる?」
「どこがいいかな?」
「こっちの木の下は?」
「あっちのほうがいいんじゃない?」
「ここで、昨日も(違う虫の)お墓つくってあげたよ!」
そう言って、アジサイの花が植わっている花壇の端に
友達と一緒に土を掘り、
手のひらに乗せていた小さないのちをそっと
穴の中に埋めて土をかけてあげました。
クワガタムシが静かに眠れるように
土の上にアジサイの花をお供えしました
いつも遊んでいる虫たちの小さないのちを大切に思う気持ちが
子供たちの心の中にちゃんと育っています
なむあみだぶつ