「ねぇ せんせい。こっちきて?」
私の手を引いて
お部屋の外に連れて行ってくれた
今朝の Mくん。
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そこには 椅子が3脚
前に二つ 後ろに一つ。
そのうち前の一つには
かわいいくまさんの先客がいました。
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「わ!どこまでドライブに行くのー?」
とノリノリな私に
「行かないよ」 とMくん。
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「ねぇ、これってなんの遊び?」
「・・・みてるだけのあそび」
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それを聞いて
何も言わずに そっと外の雨を二人で眺め
そっと 彼の背中に近づいてみました。
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何かを勝手に意味づけしようとしていたなぁ…
ただ そこにいるだけで
Mくんにとってはよかったんだなぁ。
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何とも言えない 心地よい空気が流れ
何とも言えない 静かな空間でした。
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Mくんには 雨の降る幼稚園が
どんなふうに見えていたんだろう?
私が後ろにいることで
何を 感じていたんだろう?
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何かを考えようとしてしまうけど…
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ただ ただ
そこにいるだけでいい
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Mくんにそう言ってもらえた気がした
雨の降る一日の始まりでした。
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そのあと
周りにもお友達集まってきて
こんな楽しい遊びに変わっていましたよ